『デフレへの対処の仕方が具体的』
内容はデフレにどう対処するか、デフレの原因が、勝間さんなりの考え方が凝縮されている。
前半は、個人がデフレへの対処の仕方だが、収入の配分の仕方について書かれているのが面白い。
収入の20%を毎月貯める。子供の教育費は収入の10%まで。食費は収入の15%まで。自己研鑽には10%。美容には5%までとのこと。
手取り20万円で、上記の計算してみた。
貯蓄 :4万
食費 :3万
子供の教育費:2万
自己研鑽 :2万
美容 :1万
残りは、家賃や光熱費に消えるのだろうが、なかなかよく考えられた数字だなーと思った。
難しそうで、達成出来なくはない。
前半までは、大変ためになったのだが、後半は様相が変わってくる。
主に、デフレの説明と、デフレの元凶の政府&日本銀行へのダメ出しがメイン。
後半だけで、まくし立てるように政府&日本銀行を責めたてているので、読み手によっては不快感があるかもしれません。
僕自身、カツマーというわけではないが、こういう本があってもいいと思う。
なにより、口だけでなく、ちゃんと政府に直接物申すところが、勝間氏は凄いと思う。