『スパーク!』
エピローグの中の一説である「仕事とは目的を成し遂げることを言い、作業とはその仕事を成し遂げるために必要な手段のことである」という言葉が大変心に残り、また今までの自分が如何に仕事ではなく作業に忙殺されていたかがわかりました。
そして、現在世に出ている”How to本”とは違い「情報は整理せず、覚えないこと」や「自分だけの情報を持つこと」、「如何にユニークな情報を生み出すこと」、「メディアに振り回されないこと」、「キョロキョロすること」、「問題意識を持つこと」、「アナログ思考をすること」、「(良い意味での)いい加減さを持つこと」などが如何に大切な事が良く判り、今後 実践していきたい。という思いを強く持ちました。
そして、今まで曖昧であった「右脳で考え、左脳で整理し」「右脳で発想し、左脳で確認し」「右脳で散らかして、左脳で片付ける」「右脳で発見して、左脳で解決する」という一連の思考プロセスが良く判り、右脳を活用する事の重要性が良く判りました。
また、「問題意識を重視するが、いい加減で、無理をしない。情報は放置して熟成させる。」という最後の言葉は今までの自分とは逆に肩肘を張らずに自分なりにやり、著書の様な方と仮説思考を繰り返していく事により醸成される事が良く判りました。
今後も、「仮説思考」同様、「スパークする思考」も参考に自分の思考を磨いていきたいと思います。
最後に、心に残った、もしくは今後の自分人生の指針にしたいと思った7点の言葉を列挙致します。
1) P79, 6行目「リーダの先見性は観察と検証によって学習できる。」
2) P80, 13行目「物事はやってみなければわからない。まず、やってみて、そこから学ぶ姿勢が大切だ。」
3) P93, 4行目「仕事の依頼が来てからデザインを考えるようでは遅い。…そのためには引き出しを出来るだけたくさん貯めておくことが重要だ。」
4) P106, 12行目「本当にその航海士を育てたいと思ったら、口を出す代わりに自分の唇を血がにじむくらいかみしめて我慢すべきだ。」
5)P107, 3行目「本当にリーダーを育てようと思ったら、…育てる側の力量が問われるという話だ。」
6) P109, 1行目「戦略とは捨てることなり。」
7) P176, 11行目「仕事は目的を成し遂げることを言い、作業とはその仕事を成し遂げるために必要な手段のことである。」